北支区には48の教会・伝道所がある。北支区に来て満4年を過ぎたのだがまだまだ訪ねたことのない教会がたくさんある。
ところが、たまたま北支区長に選任され、支区長は東京教区では教区議長の代理で各教会の牧師/伝道師の就任式を司式する。というわけで、この6月にはとなりの信濃町教会と、ちょっと離れているのだが大泉ベテル教会の就任式を司式した。わたしの「北支区教会訪問記」にまた新しい1ページが増えたのだ。
地方の教区では、よその教会に牧師/伝道師が赴任することは自分の教会のことのように嬉しいこと。だから例えば北支区内の教会の就任式であればほとんど全て参列する。それも牧師だけではなく信徒も(大勢!)引き連れて。小さな礼拝堂に今まで見たこともないほどの人が溢れ、今まで聞いたことのないような大きな声で賛美歌が響き渡ったりする。2千年前、弟子たちがヒッソリと集まっていた部屋中に大きな音が響き渡り、街中の人があっけにとられたというあの出来事が、新しい牧師/伝道師を迎えたその街に今引き起こされる、と言ったらちょっと大げさかな。でもそういうことだ。
そして今日29日は准允式。志を立てて神学を学び、補教師検定試験に臨み、合格し、伝道の准允を受ける。なんだか他では見ない漢字なので意味も読み方も不明だが、准允と書いて「じゅんいん」と読む。辞書で調べると思いっきりあっさりと「許可」と書いてある。GoogleのAIでは「日本のプロテスタント教会、特に日本基督教団において、補教師(伝道師)に任命される際の儀式」と書いてあるから、まぁ日本基督教団に特有の、もったいぶった名前ということだ。だが、48の教会で4人の新しい教師が生み出されるのだ。なんと希望に満ちたことだろう。もったいぶらずに素直にみんなで喜びたい。そして幸いなことに、支区長としてこの准允式も司式出来る。
というわけで忙中感謝感激あり、というところかな。
2025
29Jun
四谷快談 No.222 忙中感謝感激あり
